昨日のビットコイン相場は大幅下落。朝方はエルサルバドルでのBTC購入のニュースもあり底堅く推移しながら52,000ドル付近で推移していたが、NY時間に突如先物市場のロングポジションの清算が11億ドル(1,200億円超)発生し、先物主導で急落する動きとなり一時42,000ドル付近まで急落。朝方から1万ドルも下落する動きを見せた。
その後エルサルバドルが押し目買いを行った様子で価格は47,000ドルまで持ち直しており、引き続き押し目買いのフローが40,000ドル台前半では入ってきている様子。

個人的にはチャートの形が完全に崩れているため、もう一度下を試す展開もあるかと思っているが、一旦は下値切り上げ型のチャートを描く可能性を考えている。45,000ドル付近までの下落はあってもいいと考えているものの、そこから大きく値を崩すと言うのは少し考えにくいため、押し目と考えて拾っていくスタイルでトレードを行う。
アルトコインもビットコインの下落につられて大幅安となっているものの、足元話題となっているSOLについては一度下落したものの、再度持ち直す動きに。
イーサリアムは一時3,000ドル付近まで急落したが、3,400ドル台まで反発しており、イーサリアムの押し目買いもある程度フローで出ている状況。足元はチャートの形状は悪いものの、一旦押し目買いを行うにはいい水準であるため、ここは素直にロングポジションを作りつつ長期的なポジションを増やしていく予定。
短期的なポジションは日々書いているが、筆者は中長期的なポジションも保有しており、基本スタイルはビットコインよりもイーサリアムの保有割合を多くしている状況。また全体の仮想通貨ポートフォリオでもビットコインとイーサリアムに集中させており、その中の割合を市場環境に応じて変更させている。
仮想通貨市場のニュースとしてはエルサルバドルが昨日ビットコインを法定通貨としてスタートしており、波乱の幕開けとなった。
レイバーデイ明けの米国市場はNYダウが急落する中、ナスダックは底堅い動き。米国債金利が10年で1.36%と大幅上昇しており、ドル円も110円台まで戻してくる動きに。
米国債金利が上昇している背景がよく理解できず、不思議な動きと感じている。
日経平均株価は30,000円を超えた後は短期的な利食いのフローが出ていたが、本日再度30,000円手前まで上昇してきており、メジャーSQまでは底堅く推移しそうな状況。足元は菅首相の総裁選不出馬からの期待感で上昇しているが、実際に決まった後の動きには注意したい。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら

中島 翔

最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 2023年から開始の「GXリーグ」 温室効果ガス削減を目指す取り組みとは? - 2023年9月29日
- ドル円でFX、スワップポイントはいくらもらえる?外貨預金との比較やスワップポイントの計算式を解説 - 2023年9月28日
- FXのスマホ取引、利用できる機能は?大手6社の取引ツールを比較 - 2023年9月28日
- カーボンクレジットの炭素国境調整措置とは? - 2023年9月27日
- 夏は枯れ相場で円高に?季節性の値動きをFX戦略に活用する方法を解説 - 2023年9月26日