2021.8.30 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは50,000ドルを伺う展開となるか】

※ このページには広告・PRが含まれています

先週末のビットコイン相場は上昇。注目されたジャクソンホールのパウエル議長の発言はハト派な内容となり、早期利上げ観測が後退。米ドル売りが大きくなる中でビットコインがリスクオンの動きに連れ高となり、47,000ドルから49,000ドルを突破する動きとなった。

それまでは47,000ドルを挟んでもみ合いとなっていたこともあり、ジャクソンホールが短期的な動きのトリガーを作った様子。チャート的には中期的に50,000ドルを超える展開を予想しているが今週の雇用統計もあ流ことから、どのタイミングで超えてくるか正直わからない。

短期的には47,000ドルをサポートとしてロングポジションでトレードするつもりではいるものの、49,000ドル付近で売りも出やすいことから、ポジション量は小さくする予定。50,000ドルを明確に突破してくるタイミングでロングポジションは大きくしたいと考えている。

米国市場はジャクソンホールを通過して安心感から3指数が揃って上昇し、金利は低下する動きに。10年金利は一時1.30%まで低下するような動きも見せた。

為替市場は米ドルが対主要通貨に対して全面安となっているものの、アフガン情勢が緊迫したりすると米ドルが買われる傾向があるため、米ドルがある程度売られたタイミングではロングで問題ないと考えている。

また日経平均株価は月末日に最近では連続で売られるというアノマリーがあり、本日28,000円を回復するような動きになれば短期的にショートで取って行きたいと考えている。

しかし9月のメジャーSQを控え配当取りの動きも出ることからその後は短期的にも中期的にもロングポジションが正解と考えているため、取引期間に応じてポジションは変えて行きたい。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12