2021.8.20 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは大幅反発】

※ このページには広告・PRが含まれています

昨日のビットコイン相場は大幅上昇する動き。NY時間に入るまでは前日までの大規模なハッキングやFOMCのテーパリング姿勢が確認されたこと等を受けて上値の重い動きが継続していたが、悪材料をこなすと引き続き上昇トレンドに回帰する動きとなっており、47,000ドルを突破している。

リップルやイーサリアムも大幅上昇しているが、仮想通貨市場全体のポジションが短期的にロング方向に傾きつつあるため、ここからの一段高を狙うというよりは押し目を作ったところでエントリーするのが基本スタイルとなりそう。またADAが最高値を伺う動きとなっており、仮想通貨の中でも強い地合いが継続している。

ビットコインは44,000ドルから47,000ドルまで上昇していることから、本日は46,000ドル付近が一旦の押し目のポイントか。中長期的にみるとフィボナッチのラインで綺麗に止まっており足元は上方向で見るのがセオリーだろう。

昨日はCoinbaseが日本でサービスローンチしていることが大きな日本のニュースとなっている。

また、米SECのゲンスラー委員長がDeFiを規制対象とする可能性について発言していることや、米ギャラクシーデジタルがDeFiインデックスをブルームバーグと共同で提供するというニュースが出ており、DeFi銘柄の注目度が上昇していることが伺える。

米国市場はNYダウが小幅下落する中、NASDAQは小幅上昇している程度で大きな動きはなし。

足元注意すべき点はアフガニスタンの動向や他国への波及と中国の不良債権問題の行方だろう。特に中国が大きな変動をもたらす可能性は往々にしてあることなので、中国の急変だけは投資家として常に注意する必要がある。ニュースもあまり入りにくい国であるため、動き始めたらしっかりとついていく姿勢が大事。

今月はジャクソンホールでパウエル議長がテーパリングについてコメントする可能性があるため株の下値模索の動きが始まる可能性もあるか。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法

仮想通貨取引を始めるなら

The following two tabs change content below.

中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12