2021.8.3 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは調整局面の可能性も】

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昨日のビットコイン相場は下落。42,000ドル台半ばまで上昇していたが、チャートで二番天井のような形状となっており、調整する動きとなり39,000ドル割れの水準まで下落。

ビットコインが3日以上続落する中でイーサリアムは堅調な地合いが継続。ドミナンスを見てもイーサリアムの割合が大きくなる動きとなっており、ビットコインは一旦一服といった様子。

仮想通貨市場のニュースとしては、Coincheckに上場したパレットトークンが一時23倍まで急騰しており、国内上場のトークンで久しぶりの盛り上がりを見せている。また、韓国で仮想通貨取引所への規制を強めており、中小の仮想通貨取引所が閉鎖する動きが出ており、盛り上がっていた韓国にも向かい風が吹き始めている。

米国市場はNYダウが下落し国債利回りは大幅低下する動きに。10年債利回りは1.15%付近まで低下しドル円は109円台前半まで低下。

ドル円は金利が低下する中でも下落幅は限定的であり、引き続き109円台前半は拾っていい水準と考えている。108円台付近までは買い下がる動きを取りながらリスク管理を行う必要があるか。ドル円は短期的にショートポジションが増加してきているため、短期的な買い戻しと指数の上昇が合致したタイミングがエントリーしやすい印象。

米株は上値が重い中では短期的にはショート目線だがそこまで大きく下落する見通しはないため、下がったところを拾うスタンスがいい。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12