2021.8.2 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインはいよいよ反転したか】

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先週末のビットコイン相場は上昇。41,000ドル付近の高値を突破すると、42,000ドル台半ばまで上昇しており、引き続き反転上昇する動きが継続。

大きなニュースは出ていないが全体的にトレンドが変わってきており、日足での一目均衡表の雲の上限をブレイクしていたり、移動平均線がゴールデンクロスしていたりとテクニカル的に上方向のサインが出ていることが短期的な反発を促しているような印象。

仮想通貨のニュースとしては、バイナンスに対しての規制がインドやマレーシアでも加わる中で、バイナンスもヨーロッパ3カ国で仮想通貨のデリバティブや先物取引を禁止する動きを見せているなど規制対応に追われている内容が出ている。

短期的な上昇トレンドは継続しているため、ここは素直にトレンドフォローでまだ乗っておきたいところ。本日は40,000ドル付近まで押したら一旦ロングで細かく利益を取りながら、長期的なポジションは引き続き維持したままがいいか。

ビットコインが日曜日に弱含む中、イーサリアムが2,600ドルを突破する動きとなっており、かなり強い地合いが継続。テクニカルでも上昇基調に転じていることから、イーサリアムロングの方がビットコインよりもエントリーしやすそうなチャート形状になっている。

米国市場は米株が下落。アマゾンの決算が大きく落ち込んだことからハイテク銘柄を中心に下落する動きに。米国債金利10年も1.22%まで低下しており、引き続き金利低下の動きが継続している状況。

ドル円は109円台後半まで小幅上昇しているがあまり目立った動きはない。

ドル円は予定通り110円に近づいたら一旦利益確定を行い、米株のロングは少し行いにくい地合いと考えている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12