昨日のビットコイン相場は一旦上昇し40,000ドル台後半まで上昇するも、上昇圧力弱く39,000ドル台まで押し戻される展開。
40,000ドル超えのストップロスの買い戻しが一旦完了していることから、ここから実需を伴ったフローが必要となる中では厳しいチャートになりつつある。そのため一旦底固めに入るか注目しつつ、35,000ドルから40,000ドルのレンジで見ておくべきか検討中。
仮想通貨市場のニュースでは、SBIレミットとSBIVCトレードが日本初のXRPを利用した国際送金サービスを開始したと発表され、リップルが10%以上上昇する場面も見られた。
米国市場では、テーパリングが行われるか注目が集まったFOMCにて、住宅ローン担保証券(MBS)のテーパリングは行われず現状の政策を維持となり、議論されたもののこれまでのスタンスに変更はなかった。アナリストの予想としても、利上げは2022年から2023年になると予想されており、年内にテーパリング開始でも発表は来月か9月と予想されている。
パウエル議長としては、最優先事項として従来通り完全雇用の達成を発言していたが、失業者が900万人以上とコロナ感染前の570万人から大幅に超えてしまっているため、強気でテーパリングは進めにくいと言えることから、様子見姿勢は継続しそうな様子。
米国市場はNYダウが下落する中、ナスダックは上昇。S&P株価指数は横ばいとなっており、金利も大きく動かず。
ドル円は米ドルが売られる中で109円台後半まで軟化する動きとなっており、ドル円は引き続き109円台半ばでロングしながら110円で利食いという姿勢でいいような雰囲気。
足元急落していた中国株は急落する中でも個人投資家が大きく押し目と判断して買いを入れてきており、底堅い動きとなった。
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中島 翔
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