昨日のビットコイン相場は下落。最終的なサポートラインと思われる30,000ドルをトライするような動きが出ており、ここを割れると下値が見えなくなってくるラインなので本日ここを再度試すかは最重要ポイント。
米国市場も完全なリスクオフムードとなっており、リスクアセットが売られる中でビットコインも連れ安となった様子で、もう一段のリスクオフが出てくるとビットコインは30,000ドルを割れてくると想定している。一方で30,000ドルにオプションが積み上がっており、ストップロスを誘発する水準であることから、淡々と急落した場面ではロングポジションで攻めていきたい。
仮想通貨のニュースとしては、アメリカのグレースケールがUNIやSUSHIを含んだDeFi投資信託をローンチすることを公表しており、流動性が薄い市場にある程度まとまった金額が流入する場合はDeFi関連のトークンは上昇しそうな様子。
米国市場は株式市場が大幅下落。NYダウが700ドル超下落し、米国債金利は1.19%まで低下する等リスクオフの動きに。
ドル円は109円付近まで下落しているが、大幅な金利低下ほどドル円は下落しておらず個人的には拾っていきたい水準と考えている。本日は一旦大幅下落の巻き戻しが発生するか注目。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- インパクトファイナンスとは?社会変革を巡る最新の投資手法 - 2024年3月28日
- 2050年カーボンニュートラルへの道、日本政府が進める「二酸化炭素の貯留事業に関する法律案」 - 2024年3月28日
- グリーンボンドからサステナビリティ・リンク・ローンまで、環境問題に対処するプロジェクトの資金調達比較 - 2024年3月26日
- 松井証券のFX、向いているトレーダーは?メリット・デメリットも - 2024年3月22日
- アメリカのCPIを受けてドル円はどうなる?日銀のマイナス金利解除の影響やドル円のポイントも解説【2024年3月】 - 2024年3月18日