2021.7.19 仮想通貨マーケットレポート【上下に方向感が出ないビットコイン】

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先週末のビットコイン相場は方向感が出ない動きに。何度か31,000ドル付近を割れるような動きを見せる場面もみられたが、底堅く推移。一方で32,000ドルを超える場面では上値を叩かれる動きになっていることからレンジの範囲内での推移が継続した。

メジャーアルトも同様に方向感が出ない状況で、引き続きレンジをどのように抜けてくるかをチェックしておきたいところ。

仮想通貨投資信託のグレースケールの売却のフローは今のところ出ておらず、相場に大きな影響は与えていない。取引高も低いボリュームで低迷しており、狭いレンジで急に上下に数百ドルの動きが出ていることは方向感が出る前の動きとも考えてられるが、どのタイミングで仕掛けるか難しいため、32,000ドルを明確に上抜けたタイミングではロングを構築するのが無難か。

30,000ドルを割れた場合は一旦ストップロスで大きく動くため、かなりの短期でショートポジションを構築し値幅を取りに行きたい地合い。

米国市場は6月の小売売上高が予想外に大幅上昇したものの、3指数揃って下落。ミシガン消費者信頼感指数が予想外に低下しており、米債金利も低下する中、米ドルは米国債金利ほど下落する動きが見られていない。

個人的には米国株には若干弱気になっており引き続きショートメイクを検討。ドル円は米株が下落してもそこまで低下しないため109円台半ばあたりでは一旦広い、110円付近で利食いという狭い範囲でのトレードを繰り返すことがベターと考えている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12