昨日のビットコイン相場は下落。週末の自律反発により34,000ドルの節目を抜けると、そのまま上昇するかと思いきや、一点下落する動きとなりレンジブレイクは達成できず。
三角保ち合いの様相が強い状況で現在三角保ち合いの下限である33,000ドルを試す展開となっている。(下記チャート青色のサポートライン)
コインシェアーズのレポートによると3週ぶりに暗号資産関連商品から資金が流出しており、センチメントとしてはまだ強気になれない様子が伺われるフローデータが出ている。
三角保ち合い下抜けとなると30,000ドルあたりまでの下落には備えておきたいため、一旦ロングは手仕舞いし、買い場を探す場面になるか。強気でショートも攻めにくいため長期的なスパンでのトレードを考えながら焦らずエントリーしたい環境。ビットコイン投資信託の大規模な売却解禁日が到来する中でビットコインは下値模索の動きが続くか注目。
イーサリアムはより弱含む展開となり、2,000ドルのサポートラインを試している状況。短期的な二番天井を形成しており、チャートのセオリー通りで考えると、2,000ドル辺りで止まる可能性もあるが、ここを割れると1,800ドル付近までの下落余地が考えられるチャートとなっている。
米国市場は決算発表を控える中3指数が揃って続伸。主要指数は引き続き最高値を更新する動きが継続しており、堅調な地合いが続いている。米国債金利も上昇しておりドル円は110円台を維持。
株式市場では金融銘柄がコロナのための大幅な貸倒引当金を計上していた分が、最悪の事態にならなかったため、貸倒引当金戻入額を計上するすることから業績の押し上げを期待されている。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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