2021.7.9 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは節目の33,000ドルを下方ブレイク】

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昨日のビットコイン相場は下落。足元レンジ相場の様相だったが、日本時間に日本株が下落する中、下落する動きとなり、節目であった33,000ドルを下方ブレイクし一時32,000ドル付近まで3,000ドルほど下落する動きに。自律反発の勢いもなく、32,000ドル台半ばでの推移が続いている。

GBTCの売却可能となる日が近づく中、ビットコインは30,000ドル付近までの下落を予想する向きが多くなってきており、引き続き本日も上値は重そうな状況。

一方で足元堅調だったイーサリアムが大幅下落。特段大きな理由はないものの、足元仮想通貨市場を引っ張っていた通貨でもあることから、ここが下落すると全体が引っ張られる形となりそうなため、本日は注意してチェックしておきたい。

ニュースとしては、ステーブルコインUSDCを発行するサークルがNY証券取引所に上場するというニュースが出ている他、バークレイズ銀行に続いてサンタンデール銀行イギリス支社も仮想通貨取引所バイナンスへの送金を停止するとの発表が出ている。

米国市場は3指数が揃って下落。先行きの物価上昇が加速するという思惑が急激に低下する中、米国債金利も急低下しドルは対主要通貨に対して大幅下落。

また、昨日はECBが18年ぶりに戦略を見直し、中期的なインフレ目標を2.0%に変更すると発表。これまでは2.0%に近い水準がそれを下回る水準という目標だったが、一時的なオーバーシュートを容認するような目標に変更していることは大きな話題となっている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12