2021.7.7 仮想通貨マーケットレポート【狭いレンジでブレイク待ちのビットコイン】

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昨日のビットコイン相場は横ばい。34,000ドルから35,000ドルまで上昇する動きとなったが、中国の北京で仮想通貨関連事業が全て禁止というニュースを受けて1,000ドルほど急落する動きを見せた。しかしトレンドを作るような動きにはならず34,000ドル付近で下落はストップ。

週間のビットコイン投資信託のフローは久しぶりに資金流入しており、ゆっくりとではあるが、ビットコインへの流入が増加している環境。

ビットコインの上値が重い中でDeFi関連銘柄が強含む展開となっておりイーサリアムが堅調な動きに。取引としてはETH/BTCでの通貨ペアでロングポジションでのトレードが行いやすいか。

ニュースとしては中国の規制の話の他にBinanceがユーロの預け入れを停止しており、先日のイギリスのバークレイズ銀行がBinanceへの送金を停止したことを受けた措置か。

米国市場はNYダウが8営業日振りに下落する中、NASDAQは一時最高値を更新する展開に。ISM非製造業指数が予想外に悪化したことで米国債金利は大幅低下するも米ドルは対主要通貨で強含む動きに。しかし円高圧力が強く、ドル円は110円台半ばまで下落している。

米ドルが上昇したことで、OPECの会合の結果を受けて上昇していた原油が大幅下落しており、原油が天井をつけるようなチャートの形状となっている。

ドル円は株価が重くなりつつあることから、まだ上昇する動きにはならないと考えているため、引き続き109円台を待ちたい状況。また株価の下落に備えるためにVIXのロングで少しヘッジしておきたい雰囲気も感じている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12