昨日のビットコイン相場は上昇。23日の30,000ドル割れの水準から反転上昇する動きが続いており、短期的なショートポジションが日中作られる動きが見られているが、結局ショートカバーから買い圧力に繋がっている動きとなっている。
引き続きビットコインは本日36,000ドル付近までの上昇を見込んでいるため、本日の資金調達率で短期的なショートが傾いたらロングポジションを構築するようなスタンスでのトレードで検討。
注意点としては、仮想通貨投資信託のグレイスケールビットコイントラストのロックアップ期間終了が近づいており、売却解禁となる点。
足元のチャートで200日移動平均線を明確に割れ、デットクロスをしているなかセンチメントはいいとは言えず、このタイミングで大口の売却が可能となることは相場の下落圧力に繋がると考えているため、ポジションは引き続き短期のトレードに終始することになりそうな環境。
ニュースとしては、日本でbitbankがオミセゴー(OMG)を上場したことを発表。
米国市場は、バイデン大統領が大型インフラ投資計画で超党派グループと合意したと発表されたことが好感されNYダウは300ドル以上上昇、米債金利10年も1.50%付近まで上昇し堅調な1日となった。
また、米国では昨日、米国金融機関で行われたストレステスト結果が公表され、コロナショック後に自己資本を厚くしたことによって23行が問題なく通過、金融銘柄は今後の自社株買いのような株主還元策を予想して上昇する動きとなっている。
セントルイス連銀ブラード総裁がインフラ投資など経済再開による好影響からインフレ率がオーバーシュートする可能性を指摘しており、引き続きインフレ率の推移は米国市場では着目したいところ。
ドル円は110円台後半での狭いレンジに終始。引き続きドル円はロング目線を維持しており、大きな変化はなし。
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中島 翔
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