昨日のビットコイン相場は下落。FOMCを受けて下落する動きとなったが昨日は一時的に反発し39,000ドル台半ばを回復。しかしFOMC前のレンジのサポートラインであった40,000ドルに上値を阻まれる格好となり、再度下落し37,000ドル台まで下落する動きとなった。
ニュースとしては、世銀がエルサルバドルのビットコインを法定通貨とするための支援要請を拒否したことや、中国四川省でマイニングが停止される報道など上値が重くなりやすいニュースがいくつか出ていることも影響したか。
米国市場はNYダウが下落する中NASDAQは上昇する動きに。米債金利は10年金利が1.59%まで大幅上昇していたが、イエレン財務長官のインフレが過度に進む可能性は低いというコメントを出していることで金利は低下、ドル円は110円台前半まで軟化する動きとなった。
しかし緩和縮小路線が急には進まないものの、緩和拡大する方向ではないことから、ドル高目線を維持しドル円は111円方向での視点に変更なし。
ビットコインは引き続き37,000ドル台前半にあるサポートラインに支えられると考えて、下落したらロングポジションを構築するスタンスは変えておらず、チャンスを待つフェーズと捉えている。

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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12

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