昨日のビットコイン相場は大幅下落後自律反発する動き。一昨日からの下落相場が継続する中、朝方は33,000ドル前後で推移し、その後米国時間には31,000ドルをタッチする展開に。32,000ドル割れに軽めのストップロスが溜まっていた様子で下方向に入るような動きも見られたが、5月21日につけている30,000ドルあたりまでは下落する動きにはならなかった。
イーサリアムも2,600ドルを割れると、サポートラインがレジスタンスラインに転じ、上値の重い動きに。しかし位置としては5月21日の急落水準よりも大分上のあたりで推移しており、イーサリアムが強い展開がチャートから判断できる。
仮想通貨市場のニュースでは、Microstrategy社が私募債の発行を検討しているとの報道があったことや、中南米諸国がエルサルバドルがビットコインを法定通貨として採用する動きを支持しつつ自国でも検討するような動きを見せており、ビットコインを法定通貨にするという国々の動向は要チェック。
また、ビットコインから引き続き資金が流出しており、ビットコインというキーワードの検索数も減少していることやアクティブアドレスの減少などから見ると、ビットコインの温度感は足元大きく低下していることが数値ベースでも判断できる状況となっている。
米国市場は大きな動意なく推移。今週はアメリカのCPIが公表される予定となっており注目指標となっている。先月は予想以上に物価上昇が進んだことによって金融緩和修正論が高まったが、雇用統計の弱さからテーパリングのトーンが若干以前よりはトーンダウンしており、再度どちらに振れるかの材料にはなりそう。米国では失業保険の上乗せを予定の9月よりも前倒しで打ち切りとする予定にしており、雇用の逼迫が緩和されることから打ち切った州から雇用の増加が始まると考えられる。
ビットコインは下落トレンドが継続しており、強気にはまだなれないと考えており、30,000ドル割れも視野に入れつつ戻り売り目線を継続。ETH/BTCの通貨ペアで淡々とイーサリアムロングを構築する方がトレードとしては行いやしいと感じている。
ドル円は方向感がない展開が続いているが、方向感は変えておらず110円を超えてくる動きがあると予想している。
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中島 翔
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