昨日のビットコイン相場は下落。金曜日は40,000ドル手前で足踏みしていたが、その後35,000ドル割れの水準まで下落。本日朝方は切り返してきており36,000ドル台前半まで反発している。
週末のニュースとしては、エルサルバドルが法定通貨にビットコインを採用する可能性があるとする報道が大きな話題となっている。これが実現した場合は外国為替として取り扱うのか否かなど各国中央銀行が対応に追われる可能性があるため、今後の動向はチェックすべきポイントになるか。法定通貨としてビットコインを採用した場合、個人的には各国がAMLなど規制の強まりが生じるのではないかという懸念があるため注意したい。
米国市場は、金曜日に発表された米雇用統計が予想対比悪化したことからドル安、金利低下の動きとなっているが、テーパリングの議論が少し緩まるとの見通しもあるのか株高というチグハグな動きとなっている。
相場のポイントとしては、足元の米国市場が回復を見せており、テーパリングの議論までちらほら出ていたことから目線の高い楽観的な予想に市場が傾いていたが、予想に届かなかったというところが値動きに影響したという点。
また、全体の雇用者数はコロナ感染拡大前の水準に回復しておらず、サービス部門での雇用増加のペースが鈍化しているという点が気になるところ。どうしても労働力の供給が制約されているというところもあり、ここからの雇用者回復というのはコロナで経済が通常に戻ることが条件となるか。
本日の仮想通貨は下落トレンドにはあるものの、短期的な反発は期待できると考えており、37,000ドルから38,000ドルまでの反発の可能性があると見ており、ロング方向でポジションは取っていきたい。
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中島 翔
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