昨日のビットコイン相場はレンジ内での推移。朝方に何度か40,000ドル突破を試したが、上値ブレイクをできず37,000ドルまで下落する動きとなるも、下方向に攻める動きも強くなく38,000ドル付近で推移している。
昨日のニュースとして、bybitが中国の電話番号で登録しているユーザーの取引を6月15日に禁止するとの報道が出ており、引き続き中国の仮想通貨の利用禁止を定めた動きに仮想通貨取引所が従う動きが出ている。そのため、中国からのフローというのは止まりやすい環境になりつつある状況。
米国市場は大きな動きなく推移。米債金利は10年が1.56%まで低下するような動きとなっているがドル売り圧力とはならず。ドル円は108円台後半で小さな値幅で推移しており、トレンドレスな動きとなっている。
ビットコインはチャートが完全に崩れている状況であるため、ロングポジションを大きくは取りづらい状況。42,000ドル〜45,000ドルまでの戻しはあるかもしれないが、引き続き上値は重い状況なことから淡々と売り上がりで考える方が今はいいか。32,000ドルから42,000ドル程度のレンジで相場は捉えておきたいと思っている。

【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.

中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12

最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 夏は枯れ相場で円高に?季節性の値動きをFX戦略に活用する方法を解説 - 2023年9月26日
- 円安が進行、ポジションはどう取る?日銀政策会合やトレード方法を解説【2023年9月】 - 2023年9月26日
- 米国FOMCでドル円はどうなる?米国株や日銀解説も【2023年9月】 - 2023年9月26日
- 炭素税とは何か?導入している国々と目的とは - 2023年9月25日
- 米国CPIは強弱混在。ドル円の介入警戒水準は?プロトレーダーが解説【2023年9月】 - 2023年9月19日