2021.5.25 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは420万円まで自律反発】

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昨日のビットコイン相場は上昇。一時32,000ドルを割れるような動きを見せていたが、その後は短期的なショートカバーを巻き込む形となり上昇。イーサリアムも2,600ドル台を回復しており一旦は急落が落ち着いている状況。

仮想通貨市場全体も大幅上昇する動きとなっている。また、ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオ氏が債券よりビットコインを選好するとのコメントを出していることも大幅上昇に寄与した格好となった。短期的なショートも積み上がっており、ツイッターなど見ても一旦個人投資家の狼狽売りがある程度進んだことから売り圧力が減退していたのか、底打ち感が出ている。

昨日の大きなニュースとしては、暗号資産取引所Huobiが中国本土の新規口座開設を停止するとの報道があり、先日出ていた中国の仮想通貨決済の禁止に沿うような動きが出ており、トリガーとなった様子。

引き続きセンチメントは悪い状態なため、42,000ドルから45,000ドル付近では上値が重くなると考えており、40,000ドルを超えてくるあたりからは一旦利益確定を段階的に行っていく予定。

米国市場は米債金利が昨日低下しドルは小幅下落。ドル円は再度108円台後半で推移しているが、株価は上昇。日本株は緊急事態宣言が延長となる中、緩和効果もあり底堅く推移している。日経平均は引き続き30,000円を目指す展開を予想しており、引き続きロングポジションを継続して保有すべき環境か。為替市場は大きな動きなく推移しており、トレンドレスな展開が続いている。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12