2021.5.20 仮想通貨マーケットレポート【崩壊する仮想通貨市場】

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昨日のビットコイン相場は崩壊する動きに。ビットコインは朝方44,000ドル付近で推移していたが、NY時間ストップロスを巻き込み急落し、一時30,000ドル付近に到達。

昨日はレバレッジ勢やDeFi市場でロスカットの嵐が起き、CEXの大手仮想通貨取引所もサーバーがダウンするなどパニック的な動きとなっていた。1分で数千ドル動くほど値動きが荒い展開となっており、アービトラージ勢は昨日大きなリターンをあげていた様子。イーサリアムも3,300ドルから一時1,800ドルまで下落しており、仮想通貨市場全体が崩壊する動きとなった。

Twitterでは相当な投資家が撤退したような雰囲気となっており、ここから再度ロングを仕掛ける雰囲気は完全に消え去った様子。しかし投資家がある程度投げ切った時にポジションを取ることが利益を出すチャンスでもあるため、ここからは下げてきたタイミングで淡々とロングポジションを仕込むことがベターと考えている。

足元は中国の仮想通貨決済禁止や米電気自動車大手テスラ社のビットコイン決済の中止、インドで再度仮想通貨が全面禁止が検討されているなど、仮想通貨市場にとっては調整せざるを得ないというようなニュースが出ていた中で、テクニカルでも逆三尊など売りのサインが出ていたことで色々な材料が重なったことが今回の価格の動きにつながったと考えている。

テクニカルでは下落方向だが、個人的には30,000ドルから再度割れてくるとは考えていないものの、再度30,000ドル方向を下攻めすると考えており、そこが絶好の買い場となると思っている。そのため34,000ドル付近から30,000ドルに向けて買い下がっていき、38,000ドルから40,000ドルで利食いをするようなイメージでポジションをゆっくり作っていくことがいいか。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12