2021.5.12 仮想通貨マーケットレポート【イーサリアムは下落幅を取り戻す動き】

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昨日のビットコイン相場は上昇。

一昨日の急落後からの反発したが再度日中は54,000ドル割れを目指すも反転上昇する動きとなっており、57,000ドル付近をつける展開となった。しかし60,000ドルは完全に遠のいている様子であり、ビットコインに対しては強気でロングポジションを作る動きには至っていない状況。

一方でイーサリアムは4,200ドルを回復しそうな動きとなっており、4,100ドル台後半まで上昇。また、EOSが大幅上昇しており、材料としてはブロックチェーンソフトウェア企業のBlock.oneが、100億ドル以上の資金を調達して新たな子会社Bullish Globalを設立したと発表したことを受けた様子。

昨日は世界的に株価が大幅下落する中、ドルは下落しているものの、なぜか米債金利は上昇するという動きとなっており、インフレ上昇を懸念しているマーケットが見て取れる相場となっている。

アメリカでは納税期間が近づいてきているため、換金売りが出ている相場となっていた。アメリカのインフレ懸念が更に強まり、株価の下落材料となった場合にはビットコインへ流入していた資金が逆回転する可能性もあるため、米国株式市場は少し注意しておきたいところ。

ビットコインのテクニカルは引き続き下落方向を示唆しており、サポートラインを割れている中、シンプルに中心線まで上昇すればトレンドフォローでショートメイクがベターか。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12