昨日のビットコイン相場は下落。
一時59,000ドル台後半まで上昇する動きを見せており、60,000ドル手前まで上昇するも、NY時間にゲンスラー新SEC委員長が暗号資産取引に投資家保護が必要とコメントしたことが影響したのか仮想通貨市場は再度調整。ビットコインは53,000ドルまで急落する動きを見せた。
イーサリアムは4,200ドルまで上昇していたものの、全体下落する動きに逆らえず3,700ドル割れの水準までつけ、4,000ドルを回復できない状況となっている。ドージコインも再度下落する動きを見せており、一旦足元の大幅に上昇していたムードが変化してきている様子。
昨日のニュースとしては、スイスの銀行UBSが富裕層向けに仮想通貨サービスを検討しているとの報道が出ており、富裕層が仮想通貨をポートフォリオに入れたいニーズに対応する動きとなっている。引き続き機関投資家や富裕層が仮想通貨市場に参入する動きは継続している状況だが、ビットコイン離れは短期的に加速している状況。
米国市場はNYダウが前場は堅調なスタートを見せたが、後場にかけて失速しマイナス圏で弾ける動きに。日本株も日経平均株価が大幅下落でスタートしており、29,000円を割れる展開となっている。
今年継続していたドル高は一旦休憩ムードになっており、ドルインデックスとビットコインは足元連動していないものの、どこかのタイミングで相関が戻ることも頭に入れておきたい。
ビットコインは引き続きドミナンスが低下する中、チャートでは短期的には下落方向での動きに。本日は戻り売りを基本戦略として細かく利益を積み上げる方向が無難か。無理にポジションを取る必要はないため、値動きが出た場合のみエントリーを検討。

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中島 翔

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