2021.5.6 仮想通貨マーケットレポート【ロビンフッド関連通貨が急騰】

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昨日のビットコイン相場は上昇。

朝方は下落トレンドが継続するような動きを見せたが、短期的なトレンドが続かず反転上昇。58,000ドル付近まで上昇と方向感なく推移する動きが継続。

昨日はロビンフッド関連であるドージコインを中心として、ライトコインやビットコインキャッシュ、ビットコインSV、ステラなどが大幅上昇していることが話題となった。

ビットコインはNASDAQ上場企業が数億円分購入していたりと、金融機関以外の民間企業がビットコインを購入する動きが見られており、底堅い展開が予想される。イーサリアムは最高値を更新しており、仮想通貨市場全体の上昇トレンド、そしてアルトコインへの資金流入が個人投資家を中心に入ってきている様子。

主な仮想通貨関連のニュースとしては、分散型取引所(DEX)最大手Uniswapが新たなバージョンとなる「v3」をローンチしたことや、仮想通貨・ブロックチェーンに特化した資産運用会社ギャラクシーデジタルが米大手仮想通貨カストディBitGoを1,200億円で買収したこと、ドージコインが時価総額で4位に浮上したことでドージコインの流れに乗ろうと犬系のコインから猫のコインまで登場、などの動きが出てきている。

米国市場は引き続きNYダウが続伸する一方で、NASDAQが下落と一昨日の動きが継続。米債金利も低下している中で、GWを空けた日本市場がどのように反応するか注目。米国市場が堅調に推移している中、一旦は上昇する方向で反応しそうな環境だが上値追いの姿勢も限定的と考えられる。

ドル円は109円台で安定して推移しており、110円を大きく超えてくる予想は少ないものの、一方でここから大幅な円高も株価が急落しない限りは予想されにくいか。ドル円は米債金利が大幅上昇すればドル高圧力から上昇すると考えているため、米債金利の動向には注視しておきたい。

個人的には株価が急落する場面があれば、ビットコインは機関投資家の売りから追随する動きで急落する可能性もあるが、その場面があれば個人投資家が流入しているアルトコインはビットコインと比較しても下落しづらいと予想している。そのため、トレードとしてはBTC/アルトコインの組み合わせてBTC売りアルトコイン買いを行っていくのが堅実か。

テクニカルでは方向感がない状況のため、本日は静観の予定。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12