2021.4.22 暗号資産マーケットレポート【ビットコインは調整安の相場に】

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昨日のビットコイン相場は下落。57,000ドルを超えて上昇を続けていたが、再度57,000ドルから58,000ドルのレジスタンスを抜けられず反落し、54,000ドル割れの水準まで下落する動きとなった。

上昇していた要因としては先週末からの急落による自律反発と、昨日報じられた米ギャラクシーデジタルによる仮想通貨カストディサービスBitGo買収協議が要因と思われるが、トレンドは少しずつ転換している様子。急落局面では仮想通貨取引所Binanceで大口の資金流出が見られたが、基本的には大口の投資家は長期保有の目線を変えていない様子。

短期的にはビットコインのドミナンスが低下し、50を割れそうな勢いから、ビットコインからアルトコインのターンに移りつつある地合いとなっていることがポイントか。急落時にイーサリアムが買われていたこともアルトコインのターンに移っている一つの動きと捉えている。

テクニカルでは短期的な下落方向を示唆。先週末の急落した水準である50,000ドル付近までの下落は想定しておきたいところ。底を割れると45,000ドル付近が視野に入る状況。

足元は急騰したタイミングではショートエントリーで入っていく方が賢明か。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12