2021.4.21 暗号資産マーケットレポート【ビットコインは54,000ドルから56,000ドルの狭いレンジ】

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昨日のビットコイン相場はレンジ内での推移。日本時間に54,000ドルを一時的に割れる水準まで下落、二度ほど下方ブレイクを試すも失敗し反発する展開に。NY時間には56,000ドル台半ばをつける動きとなっている。

イーサリアムに関しても急落前の水準をほぼ回復する動きとなっており、先週末の仮想通貨市場全体の急落は調整だったという声が多くなっているものの、個人的にその判断は時期尚早と考えており、明確に上方向にブレイクするかどうかはチェックしておきたいところ。

また、昨日は日経平均株価は500円以上の下落を見せ、NYダウも下落とリスクアセットが下落する中ドルインデックスは強まる動きに。

ビットコインとリスクアセットの相関性は低下しているが、株の大きな急落が起きる場合はビットコインも連れ安となる可能性があるため注意しておきたい。

テクニカルでは引き続き下落方向を示唆しており、50,000ドル割れの方向性に行くのか、60,000ドルの大台を回復するのか見てからのトレードとなるか。ここで方向性を決めるのは少し難しい場面。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12