昨日のビットコイン相場は上昇。仮想通貨市場全体が大きく上昇する中、ビットコインも56,000ドル台半ばから59,000ドルまで上昇し、再度重要な節目である60,000ドルをブレイクするかのような動きとなっている。
56,000ドル台半ばで二番底をつけると、ショートカバーを巻き込んだ動きで淡々と上昇基調を継続し59,000ドルを超える水準に。
一方、ビットコインのドミナンスが60%を割れてきており、ビットコインからアルトコインに物色する動きが続いている。昨日はリップルが足元急騰しており、日本円で100円を伺う勢いに。背景として、現在リップルの取り扱いを停止しているコインベースが取り扱いを改めて開始する可能性が噂されていることやスイスの仮想通貨取引所「Lykke」がXRPを再上場する方針を示したニュースが出ていることが影響しているか。個人的には材料出尽くし感が出たことによるショートカバーからの上昇とも考えているが、ここまでの上昇はショートカバーだけでは説明ができないため、フローは何かしら入っていると考えた方がいい。
テクニカルでは上昇方向で本日はみておきたいところ。一旦は60,000ドル目指す方向でここからはみておきたいため、下がったところを拾うスタンスでいいか。ビットコインはどこかで大きな調整が来ると考えているため、長期的なロングは今は持ちにくいと考えている。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 温室効果ガス削減の新指標「SCOPE4」が拓くカーボンニュートラルへの新たな道筋 - 2024年9月6日
- DAC(直接空気回収)とは?カーボンニュートラル達成に向けた新しいアプローチ - 2024年9月2日
- 日本における水素関連企業と市場の現状 注目銘柄と投資ポイント - 2024年9月2日
- 「カーボンクレジット高品質利用ガイドライン」IETAの新指針とその重要性 - 2024年8月27日
- ZEB(ゼブ)の基本と導入のメリット・デメリット 実際の導入例も紹介 - 2024年8月27日