2021.3.29 暗号資産マーケットレポート【ビットコインは再度切り返す展開に】

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先週末のビットコイン相場は上昇。一時50,000ドル台半ばまで下落していたビットコインだが、短期筋のロングポジションが投げさせられた後は売り圧力も続かず、再度切り返す動きとなった。

先週末からの材料としては米暗号資産取引所Coinbaseでの大口出金や、オプション市場での80,000ドルのポジションの積み上がり、下落する過程での現物買いの増加や、暗号資産取引所大手Binanceでのショートポジションの積み上がり等を勘案すると、ショートエントリーは難しかったと考えるのが自然か。

一旦短期のショートポジションも大分解消されたため、次のターゲットは2月21日の58,000ドルから59,000ドル付近と考えており、ここで頭を叩かれると綺麗なヘッドアンドショルダーを形成することになるためロングポジションの投資家は注意したい水準。

ビットコイン投信のフローを見ても購入額は減少していることから、ここから更なる上方向へトレードし続けるのは難しいが、アメリカの経済対策内における個人給付の部分が暗号資産市場に与える影響は考えておきたいところ。

テクニカルでは短期的にはロング方向でチェックすべき動きであり、一旦は58,000ドル付近までは試すと想定している。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12