昨日のビットコイン相場は53,000ドル台後半から57,000ドル前半まで上昇するも、その後NY時間に急落する動きとなり、51,000ドル台半ばまで6,000ドルほど断続的に売られ続ける展開となった。
昨日は米電気自動車(EV)大手テスラがビットコイン決済をスタートしたというリリースにビットコインが反応し急騰する動きとなったが、同社CEOのイーロン・マスク氏によるツイートの影響も継続できず、NY時間の米株安に連れ安となり急落する動きとなった。また、米資産運用大手フィデリティ・インベストメンツがビットコインETFを申請したというニュースも流れているが相場には影響せず。
昨日はアルトコインでも目立った動きは見られておらず、ビットコインに暗号資産市場がつられる展開となっていた。
米株市場はパウエル、イエレン議長の発言をきっかけに下落する動きとなっており、足元米債金利の低下を受けて米ドルも上昇しにくい展開が続いている。
テクニカルでは引き続き下落方向を示唆しており、昨日の安値をブレイクしていることから上には攻めにくい状況。しかし中長期的には上方向で継続しているため、2,000ドルから3,000ドル下落しボリンジャーバンドで3σを超えてくるあたりでは短期的なロングポジションで利益を積み上げるスタイルが引き続き有効と考えている。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 温室効果ガス削減の新指標「SCOPE4」が拓くカーボンニュートラルへの新たな道筋 - 2024年9月6日
- DAC(直接空気回収)とは?カーボンニュートラル達成に向けた新しいアプローチ - 2024年9月2日
- 日本における水素関連企業と市場の現状 注目銘柄と投資ポイント - 2024年9月2日
- 「カーボンクレジット高品質利用ガイドライン」IETAの新指針とその重要性 - 2024年8月27日
- ZEB(ゼブ)の基本と導入のメリット・デメリット 実際の導入例も紹介 - 2024年8月27日