2021.3.18 暗号資産マーケットレポート【FOMCを受けてビットコインは上昇する動きに】

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昨日のビットコイン相場は上昇。54,000ドルあたりまで価格を下げていたビットコインだが、短期的な二番底をつけるとその後上昇。

NY時間は再度株が下落する中で、調整安を見せるもFOMCを受けて低金利環境が継続する姿勢が強まり、米債金利が低下、株が上昇する中でビットコインは上げ幅を強めた。本日朝方には59,000ドル台後半までの上昇を見せている。

FOMCはほぼ無風の内容となっており、予想外な内容というのは見られていないが、2023年あたりまで低金利環境下が継続するという見通し。物価上昇は今年財政出動や金融緩和の影響により上昇することがあるものの、一時的に終わり来年には減速するとの見通しとなっている。資産買い入れの縮小(テーパリング)についての議論は時期尚早であり、今の段階で議論する必要はないとしており、緩和姿勢が改めて示された格好となった。

経済見通しは足元経済指標を通じて上向いているとの見解を示しつつも、コロナウィルスによる経済への影響は長期間に渡るものであり、まだ脆弱性が残るとの見解を示していることから緩和姿勢を継続をするという格好が安心感を生んだ形となっている。

暗号資産市場全体がFOMCを受けて上昇する中でもビットコインへの資金流入が大きく、ビットコインが相対的にアルトコインと比較しても上昇幅が大きい格好となった。

テクニカルでは反転上昇する動きとなっており、本日は短期的に下落したところは拾っていくことがベター。62,000ドル以上のターゲットでトレードすることが賢明か。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12