昨日のNY市場はFRBが日本の早朝に緊急追加利下げのゼロ金利政策・量的緩和再開に踏み切ったことを行ったこと受け、楽観的な見方をしていた投資家の恐怖感に繋がり寄り付きで一時売買停止。直近2週間で3回目のサーキットブレーカー発動。その後トランプ大統領による会見で、新型コロナによる危機が7~8月頃まで継続する可能性を示唆したことで一段の下落に拍車がかかった形となり、ダウは2997ドル安で取引を終える。
リスク回避資産と呼ばれたのは伝説かの如く、株の下落に全く反応しないBTC。仮想通貨全体にもキャッシュ化の動きが継続している環境。
BTCは朝方の高騰を除けば基本的には下押し圧力が強く、直近の安値41万3千円台が次なるターゲットであるように見受けられる。一方でこの水準を堪え切れれば、昨日の高値、そして69万円台が次のターゲットになると思われる。ボリンジャーバンドも広めに拡大したままなのでポジション管理に注意。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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