昨日のビットコイン相場は小幅下落。東京時間50,000ドルを目指すような勢いのビットコインであったが、一転急落し46,000ドル台まで下落。その後は下落幅を取り戻す動きとなり49,000ドルまで回復するも、また48,000ドル割れまで軟化する等上下に激しい動きが継続した。
50,000ドルを目指す過程では海外でビットコインのTwitterで上昇方向に取引しようとするようなツイートが散見されていたことや、調達金利がロングサイドへ傾いている等ポジションが偏っていたことが急落のエネルギーとなったと考えられる。
足元はDeFi関連銘柄の調整が特徴となっており、マイナーアルトやDeFi銘柄からビットコインへの資金フローが見えている状況。
昨日は日経平均株価が30,000円の大台を突破しており、米国市場も後場持ち直す中リスクアセットは総じて上昇する動きに。世界的な緩和相場の中、市場流動性の高まりもビットコインを後押ししている状況だが、緩和相場が継続すると言うことから引き続きこの堅調な地合いと言うのは変わりにくい印象。
テクニカルは12日と昨日の49,000ドルのラインをネックとして、ヘッドアンドショルダーを形成しており、ここから再度下落すると44,000ドル割れが一度見えてくる状況だが、そこまで大きく相場が崩れるような印象はないか。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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