先週末のビットコイン相場は一時40,000ドル台半ばまで上昇するも、 定着できず反落する動きに。40,000ドル台後半まで一時上昇したが、週末に一気に反落して38,000ドルを一時割り込む動きとなるも、底堅い動きとなり、39,000ドル台で推移している。
週末の話題としては、イーサリアムがCMEに上場が大きなトピック。ビットコインがCMEに上場した際はそこから反落するような動きとなっていたが、イーサリアムもビットコインがCMEに上場した際のような動きになりつつあった。
また、ドージコインが米電気自動車大手テスラのCEO イーロン・マスク氏の上昇圧力を加えるようなツイートの影響により再度高騰。前回の高値を一時更新する動きとなっており、完全に相場操縦されているような動きとなっている。リップルも上昇しているものの、以前のような活気のある相場展開はパンプが理由で上昇している背景があった中で期待はできない状況。
ビットコインは1月29日の高値である38,000ドル台半ばが短期的なサポートラインとなりそうな状況であり、再度40,000ドルをトライした場合、40,000ドルに大きなオプションのポジションが積み上がっていることから意識されやすいか。40,000ドルから大きく上値を伸ばすには一旦41,000ドルまで綺麗に乗せて安定させることが必要となってきている。
本日は方向性が見えにくいため、あまり積極的なポジションは取りづらいか。40,000ドルを超えてくる過程で短期的なトレードに終始するのがベターという状況。
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中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
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