昨日のビットコイン相場は下落。昨日記載していた31,000ドルの短期的なサポートラインを抜けると29,000ドル台前半まで下落する動きとなった。
昨日はアメリカでFOMCが行われアメリカ全体の景気回復は依然として緩やかなものの、緩和は継続するという声明を出しているが、マーケットでは早期の緩和縮小が織り込まれつつあるような動きとなっており、米株は大幅下落、金利も低下する中でビットコインもこれまでの逆の動きが出ている様子。
暗号資産市場全体が昨日は弱含む動きとなっているが、ビットコインはまだ調整の範囲内か。足元4万ドルに到達してからは早期に保有していた機関投資家の売却のフローが淡々と入っている様子で、またマイナーの売りも断続的に入ってきていることから、下落基調が継続するような動きに。
テクニカルでは短期的な下落基調になりそうな形状で、25,000ドル付近までの調整はみておきたいか。本日も引き続き戻り売り目線でのトレードがベター。30,000ドルあたりから29,000ドルの範囲を下抜けしてくるのか注目。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 地球環境を守る新たな金融支援、GX経済移行債の役割とは? - 2024年4月5日
- トランジションボンド/ローン、環境への投資を促進するファイナンス手段 - 2024年4月2日
- SDGs債の新潮流、サステナビリティ・リンク・ボンドと発行事例を解説 - 2024年4月2日
- 環境意識高い投資の始め方、グリーンボンドの基本と国内実用例 - 2024年3月29日
- 地方銀行が推進する環境サステナビリティとグリーンファイナンス - 2024年3月29日