先週末のビットコイン相場は急落後一点大きく反発する展開に。今月中旬の40,000ドルを突破後短期的な調整局面に入っていたビットコインは、金曜日に一時29,000ドル割れの水準まで下落。
金曜日はビットコインのreorgで二重支払いが発生した可能性(実際にはなかった)が指摘されていたり、クレイグ・ライト氏によるビットコインのホワイトペーパー著作権主張などネガティブな材料が出ている中、短期的な急落を余儀なくされた格好。
個人的には、ニュースの影響というよりは中期なチャートで上値切り下げ型のチャート形状となったことで需給的バランスが崩れてきていたことから、再度12日の安値を試しにいった印象。
昨日はイーサリアムが強含んでおり、ドミナンスでもビットコインが低下しながらイーサリアムの割合が増加している動きとなっている。
金曜日はCMEの窓は1,280ドルとなっており、終値であった33,580ドルまでは一旦窓埋めの展開となる可能性があることは頭に入れておきたい。
株や債券金利などみてても去年の動きから少し変化も見られているため、株の節分天井のアノマリーが発生するようにビットコインも同じ動きになるかは個人的には注目している。
アメリカ大統領就任式も終わりイベント通過していることや、イエレン氏のドル高を選好するスタイルもビットコインにある程度影響するか。米国の政策金利の引き上げはまだ先の話なので今影響を与えられるかは不透明。
テクニカルでは29,000ドル割れでサポートをブレイク失敗する動きとなっているも、上値はきり下がっていることから、方向性がまだ見えにくい。短期的には33,000ドルを超えると34,000ドルが見えてくるような状況。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日