ブルームバーグとゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは10月29日、「ブルームバーグ・ゴールドマン・サックス・グローバル・クリーンエネルギー・インデックス」の提供を開始した。クリーンエネルギーセクターへの大きなビジネスエクスポージャーを持つ175以上のグローバル株式のパフォーマンスをトラッキングする、浮動株調整後時価総額加重インデックス。ブルームバーグターミナルの契約者は、ティッカーコードBGSCET Index
同インデックスは、ブルームバーグとゴールドマン・サックスAMが共同開発したもので、クリーンエネルギーへのエクスポージャーを評価するブルームバーグNEF(BNEF)のアナリスト陣のインサイトに基づき、各セクターでアクティブかつ影響力を持つ企業を特定するという独自のアプローチを用いている。対象となる銘柄は、BNEFが算出するクリーンエネルギーへのエクスポージャーの推定値に基づいて、より広範な銘柄を対象とする「ブルームバーグ・ワールド・インデックス」から選択するというデータ主導のアプローチをとっている。
クリーンエネルギーへのエクスポージャーが高いセクターとして、風力、エネルギー貯蔵、クリーン電力、ネットワーク、デジタル化、バイオエネルギー、太陽光、水素などが定義されている。また、四半期ごとにリバランスされ「エネルギートランジションとともに進化し、より低いボラティリティを実現する、ダイナミックなソリューション」となることを目指す。
ブルームバーグ側は「再生可能エネルギーのコストが低下し、テクノロジーが進歩すると共に、脱炭素に向けて多額の投資が世界的に必要だと認識されるようになっており、新たにクリーンエネルギー・インデックスの提供を開始することは非常に時宜に適っている」とコメント。ゴールドマン・サックスAMは「気候変動との戦いが激化する中、主要な投資家はクリーンエネルギーへの移行に向けた資金調達において重要な役割を担う。新しい技術や政府の政策が登場する状況下でエネルギー移行は急速に進んでおり、ダイナミックな投資アプローチが必要だ」として、投資家が新たなインデックスを活用することを期待している。
【関連サイト】ブルームバーグ・インデックス
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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム
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