先週末のマーケットは株式市場が上昇。PCEデフレーターが低下、ミシガン消費者信頼感指数も落ち着きを取り戻していることで、インフレ懸念が後退、株式市場が反応したか。しかしクリスマス前ということもあり市場参加者も限られる中で限定的な動きとなった。
ドル円は急落後の反発が続いており一時133円台前半まで上昇したが、一旦円売りトレンドは終了したとの見方も強く、戻りも弱い動き。
米国債金利も上昇し10年は3.75%まで上昇。インフレ動向が収まりつつあるが、一方でFRBが警戒する賃金上昇ペースに焦点が当たっているため警戒感は解けていないと考えた方がいいだろう。現在アメリカでは寒波が到来しており、この影響で短期的に原油が反発する可能性があるものの、短期的な需要が後退すると再度上値は重くなると想定している。
中国ではコロナ感染者が急増しており、噂では2億人以上の感染者まで拡大しているとの報道も。中国はコロナ対策の徹底する方針から一気に経済活動へ切り替えたと判断されているが、今後の動き次第では再度コロナ感染に対しての対策を迫られる可能性もあるだろう。
IMMの通貨先物ポジションでは日本円のショートが4ヶ月振りの低水準に。米ドルの先物ポジションも一旦フラット近くまでロングが縮小しており、ドル安トレンドを作り出していたロングの投げというのは一旦終了したと考えた方がいいだろう。一方でユーロの先物ポジションのロングの積み上がりは継続しており、まだタカ派のため縮小方向では推移しない可能性があるが、一方でどこかで解消されるとポジションは巻き戻される可能性があるため来年のECBは引き続き警戒しておきたい。
仮想通貨市場は特段の動きなく推移。
元素騎士のユーティリティトークンであるRONDが急騰しており、ゲーム内の調整が行われた様子。
日本ではステーブルコインの導入が議論されているということで国内での期待が高まっている様子。ステーブルコインの発行がされた場合は国内ユーザーの利便性が高まるだろう。
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中島 翔
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