昨日のマーケットは株式市場が上昇。
火曜日の大幅下落から自律反発している状況だがそこまで材料はない印象。引き続きこれまで続いていたハト派期待のラリーから、ここまで楽観視して問題ないのかどうかという点を不安視しているセンチメントに変化してきている可能性はあるだろう。そのためこのまま一方方向に株高で進むとは考えることができないため注意。
また中国でコロナ対策が緩和され経済活動がある程度持ち直すとの思惑が出てきているが、中国が緩和路線で、経済重視の方向に舵を切った場合はエネルギー価格の需要が高まることから、現在インフレ抑制の要因にもなっている、エネルギー価格の上昇が再度発生する可能性があり、個人的には現在のマーケットはあまりにも楽観視し過ぎていると捉えている。
またアメリカの貯蓄率が17年ぶりの低水準に落ち込む中クレジットカードの負債が過去最高を記録しており、アメリカ国民は貯蓄を切り崩しつつ、クレジットカードでなんとか家計を耐えている状況が浮かび上がっている状況。
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米国債金利は上昇する動きとなっているが、米ドルが強くなる動きとはならず様子見姿勢。ドル円は136円台後半での推移となっており、大きな変動には至らず。
日本では東京商工リサーチが発表した11月の企業倒産件数が8ヶ月連続で増加しており、規模の大きい企業の倒産が目立ち始めているデータが出ている。経常収支も引き続き3度目の赤字となっており日本の国力低下が懸念される数字も見えていることから、日本株を強気で買い続けるというのは円安が止まってきている現段階では難しいと判断している。
仮想通貨市場は堅調な地合いとなっておりビットコインは17,000ドル台を回復。
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短期的なポジションを見るとショートが積み上がっていることから、若干のショートカバーが入っているか。ここからトレンドが上昇していくという視点はないが、16,000ドルというのは一旦大事なポイントになると考えられる。
イベントとしてはFOMCの動向次第で上下に振れることが想定されるが、それまではそこまで大きな動きにはならないか。買うタイミングではないため、この動きについていく必要はなく、来週までは何も触らない方がいいだろう。
ニュースとしてはイーサリアムの次期アップデート「Shanghai(上海)」が来年3月に実施されることで合意したことや、スターバックスがNFTのベータテストを開始したというのが発表されている。
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中島 翔
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