昨日のビットコイン相場は一時上昇するも継続せずに下落。ビットコインは一昨日の高値を更新し、59,000ドル台まで上昇する動きを見せていたが、一点反落し56,000ドル台まで3,000ドル以上の調整の動きに。

一方でイーサリアムは強含む展開となっており、4,600ドル付近まで上昇。ETH/BTCでもイーサリアムに資金が移るかのように上昇しており、イーサリアムの上昇によってある程度仮想通貨市場が底堅く推移した印象だ。イーサリアムは三角保ち合いを上抜けしており、最高値を目指すような動きが期待される。
アルトコインでも動きはまちまちとなっており、最近のメタバース銘柄に調整が入る中、朝最近では動意薄となっていたSHIBやAVAX、LUNAが上昇する展開に。仮想通貨でも種類によって動きがバラバラのため相場のタイミングをしっかりと捉えることが必要となりそうな場面となっている。
ビットコインは再度上昇したと思いきやなかなか伸び悩んでいるため、60,000ドルを明確に超えたら再度ロングで攻めつつ、長期的には大きく下落したら現物のポジションを積んでいく方針としており、この水準では上にも下にも攻めきれない。
イーサリアムは一旦4,800ドル到達をターゲットにロングを作っており、最高値付近で半分利益確定を行いたい。
米国市場は株式市場は大幅下落し、米国債金利は長期ゾーンを中心に金利が低下。
昨日はパウエル議長の早期利上げ観測の強まりによって株式市場は反応しており、NYダウは600ドル以上の下落となった。
一昨日のオミクロンを楽観視した買い戻しはすぐに終わり、ダウントレンドに入ってきているような動きとなっているものの、長期的なプレイヤーは淡々と買いを入れてきているような動きも見られており、今後急落するというよりは下落しながらもある程度底堅い動きも見られるのではないかと想定している。
金利カーブは短期金利が底堅い中長期ゾーンが下落しており、金利カーブはフラット化が進行。
マーケットは利上げを織り込みつつも景気が長期的に回復するような想定は引き続きしていない様子が見て取れる。
ドル円は一時112円台後半まで下落しており、113円台を今は回復しているものの引き続き弱い印象。ドル円は112円台半ばまで再度下押ししたらロングを作っていく予定にしておりゆっくり構えておくのがベターと言える。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら

中島 翔

最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 2023年から開始の「GXリーグ」 温室効果ガス削減を目指す取り組みとは? - 2023年9月29日
- ドル円でFX、スワップポイントはいくらもらえる?外貨預金との比較やスワップポイントの計算式を解説 - 2023年9月28日
- FXのスマホ取引、利用できる機能は?大手6社の取引ツールを比較 - 2023年9月28日
- カーボンクレジットの炭素国境調整措置とは? - 2023年9月27日
- 夏は枯れ相場で円高に?季節性の値動きをFX戦略に活用する方法を解説 - 2023年9月26日