昨日のビットコイン相場は続落。60,000ドル付近で推移していたビットコインだが、その後トレンド転換したかのように淡々と売られ続ける展開が継続。
しかし、あまり昨日の下落では短期のレバレッジ勢が切られているという数字が出てきておらず、現物が売られているような印象を持っている。
一方で昨日ご紹介したように取引所のビットコインの残高は下落の一途を辿っており、またポジションも短期的にはショートが増加してきていることから、個人的には56000ドル台は買いと判断。55,000ドル付近を追加で買う水準と考えており、ここまできたら一旦勝負する予定。
データでは20,000ドルあたりで購入しているビットコインの保有者がこの水準でも手放していないデータが出ており、長期的な保有者は上方向を見ていることが動きからわかることや、オプションでも60,000ドルより上のポジションのコールが積まれていることからもマーケットのセンチメントは引き続き上方向ということが把握できる。
仮想通貨市場が全体的に大幅下落する中で、Metaverse関連の通貨は堅調な動きに。MANAやSANDが上昇しており、引き続き長期的に見たら有望なセグメントの通貨群と考えている。個人的にはFTX関連の通貨には期待しているためSOLやATLAS等も検討しておきたい。
米国市場はS&P500指数は最高値を再度更新。S&P500指数はアナリスト予想も上方向での予想が出始めており、半年で5,200に達する可能性があるとも言われ始めている。
一方でJPモルガンが利上げ見通しを前倒しし、来年9月に行うとの予想を示していており、利上げが直接的に株価の下落に波及するか注目。
昨日のニュースとしては足元の原油価格が上昇しており、OPECも増産姿勢を示さないな中、中国が戦略石油備蓄の放出を進めていると明らかにしており、アメリカも国内でかなりの原油を貯蔵していることから、ここを利用するか注目。もしもアメリカも追随するとなった場合原油価格の上昇はある程度緩和され、インフレ抑制の一つの要因になると考えている。
ドル円は一時114円を割れる展開となっていたが、再度114円台前半まで切り返しており、引き続き114円を挟んだ展開となっている。
日経平均株価は伸び悩んでおり、増税の話題もあることから上方向を一気に目指すかはわからなくなっているが短期的には一旦達成すると考えてポジションは維持。しかしながら少し期待値としては低下しているため早めに損切りは徹底して行いたい。
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中島 翔
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