2021.11.18 仮想通貨マーケットレポート【60,000ドルを挟んで一進一退】

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昨日のビットコイン相場は60,000ドルを挟んだ展開。チャート的には一旦天井をつけているような印象もあるが、ファンディングレートがある程度落ち着きを取り戻していることから、短期的な下押し圧力というのは小さくなっている状況。

ここから再度下を攻めるには現物の売り圧力が必要となるが、下記のチャートの通り、取引所への流入は多くなくむしろ減少傾向にある状況。

3枚目の取引所の残高も減少傾向に引き続きあるため、現物の売り圧力は低下していることは継続していることから、ここら辺でロングを作りつつ、下落局面は早めの損切りを徹底したい。

また昨日はAVAXが上昇しており100ドルの節目を突破。SOLも上昇する等アルトコインの反発が目立った日となっている。個人的にはSOLやAVAXは現物で長期保有しており、この辺りは下落したら残高を増やしていく方針は変わらず。

仮想通貨市場のニュースとしては、日本で財務省が仮想通貨を外為法の資本取引規制対象とする方針が示されたことや、Mt.GOX社の再生計画が確定したことが価格の押し下げ要因になったと言われているが、足元そこまでこのニュースで反応したとは言い難い値動きのため、関係ないと思っていい。

面白いニュースとしては、メジャーリーガーの大谷選手がFTXのアンバサダーになり報酬を仮想通貨で受け取るというニュースが出ている。しかしFTXでは日本人ユーザーの利用を制限し始めているため、残高がある方は要注意しておきたい。資金がある場合は逃がしておくことも必要と考えている。

米国市場は3指数が揃って下落。米国債市場は10年金利が1.59%まで低下しており、上昇が継続する様子もあまりない状況。昨日は急騰していたリビアン株が下落しており、やっと調整する動きとなった。ドル円は114円台後半から114円台前半まで下落。

見通しを変えた瞬間に以前と予想した方向に進んだため、一旦今日は様子見。リズムがずれている時はトレードは休む必要性があるため、無理なトレードは行わないようにしたいところ。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12