Cardano(カルダノ)のマーケティングを担うEmrugoは、ナイロビのIT企業Adanian Labとの協力で経済と教育を支援するブロックチェーンプラットフォーム開発への投資を明らかにした。
9月後半、Emrugoは1億ドル(約110億円)規模のカルダノのエコシステム投資ファンドを立ち上げたところで、今回のプロジェクトはその一部であると説明している。Emrugoは、アフリカの産業イノベーションに貢献する事業としてEmrugo Africaを運営しており、カルダノを通じて2025年までに300以上のスタートアップを支援する計画だ。
カルダノは9月13日、メインネットにスマートコントラクト機能を実装するためのアップグレード「アロンゾ」を完了。これによりDeFiやDAppsがカルダノ上で稼働できるようになった。9月中旬に開催された「Cardanoサミット2021」では、米国大手衛星放送サービスDISHや分散型オラクルプロジェクトChainlinkなど企業戦略パートナーシップを交わしている。
カルダノで技術開発を担うIOHKの公式ブログによれば、現在もDAppsのバージョニングサポートやパッケージング、自動ツールの扱いなど技術的な課題に取り組んでいるという。パートナー提携によるより高度の研究を進めるとともに、分散的で持続可能なプラットフォームに移行していく予定だとしている。
【関連記事】BITPointで日本初の新規上場するADA(エイダコイン)とは?
【参照記事】Cardano Subsidiary Emurgo in Partnership With Pan-African Venture Studio – Announcements Bitcoin News

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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