昨日のビットコイン相場は大幅上昇。ビットコインの大型アップデートを控えて上昇ムードは崩れず、64,000ドル付近から67,000ドル台後半まで上昇する動きに。
最高値を更新する中で短期のレバレッジ勢が足元の価格の上昇を圧力となっていることがレバレッジのデータからわかる。一方でオンチェーンでみると、まだ最高値には届いていないような数字が確認されるため、中長期的には上方向なものの、短期的には少し過熱感が出てきている。
一旦短期的には現在の水準では上値が重くなりやすいと考えているため、ここからはゆっくり短期はショートポジションで攻めていきたいところ。しかし初心者の場合はショートポジションのリスクは大きいため、押し目を引き続き狙うスタンスがいいと考えている。
イーサリアムも4,800ドルを突破する動きとなっており、堅調な上昇チャートを描いており、イーサリアムも引き続き押し目を狙うのが賢明か。仮想通貨市場全体の時価総額も340兆円を突破してきていることから、大きな市場に成長したことが伺える。
仮想通貨市場のニュースとしては、ジンバブエ政府がビットコインの法定通貨化を検討しているとニュースが出ており、またブロックファイがビットコインの現物ETFを申請している。またマスターカードがアジア太平洋地域での仮想通貨対応カードを販売するとなっており、決済会社が仮想通貨市場を利用する動きが続いているのは好材料。
米国市場は株式市場は続伸。5日のNY時間に可決されたインフラ投資法案やFRBのハト派姿勢が引き続き株式市場の堅調さに繋がっている。一方で10年金利は上昇しており1.49%あたりまで戻す展開。
しかしドル円はFRBの緩和姿勢が継続する見通しから米ドル買いが進まず、上値の重い展開に。ファンダメンタルズでは上方向にいきづらい環境となっているが、個人的にはドル円が110円方向に進むとは考えていないため、引き続き113円割れからはロングポジションで攻めて行きたいところ。
またいくよが12月利上げ観測の高まりから上昇しており、ポンドドルは短期的には取引を行いやすいか。
日経平均株価は引き続き30,000円を目指すと考えてロングポジションは維持したい。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 地球環境を守る新たな金融支援、GX経済移行債の役割とは? - 2024年4月5日
- トランジションボンド/ローン、環境への投資を促進するファイナンス手段 - 2024年4月2日
- SDGs債の新潮流、サステナビリティ・リンク・ボンドと発行事例を解説 - 2024年4月2日
- 環境意識高い投資の始め方、グリーンボンドの基本と国内実用例 - 2024年3月29日
- 地方銀行が推進する環境サステナビリティとグリーンファイナンス - 2024年3月29日