昨日のマーケットは株式市場が下落。AmazonやGoogle等ハイテク関連を中心に下落する動きとなりNASDAQが特に下落する動きとなった。
発表された求人件数は予想外の増加となり、改めてFRBが積極的な金融引き締めを継続するのではないかという観測が広がっている。米国債金利も発表後3.92%付近から4.07%まで上昇しており、軽座指標公表前まではドル安が進行していたが、NY時間には再度ドル高地合いとなっており、方向感がない動きが続いている。
ドル円も148円台後半から147円台前半まで急落する動きとなっていたが、再度148円台まで反発する等上下に激しい展開となった。
本日夜中に発表されるFOMCでのパウエル議長の内容次第で相場はどちらにも可能性があるが、個人的には足元PCEやCPI、株価の動き等考えると完全にハト派に転換するにはまだまだ早いと考えており、データ次第という印象を市場に与えるようなコメントを発信するのではないかと考えている。ポイントは12月の利上げペースがどうなるのか?という点となっており現在確率としては若干0.75%に傾きつつあるものの、まだまだ半々といったところか。
また先日予想外にハト派的となったカナダ中銀も昨日総裁が一段の利上げが必要という発言を行っており、足元ハト派に移しつつあったスタンスを修正しようとしているような動きがあることも気になっているポイント。
現在アメリカでも大きなイベントである中間選挙はバイデン大統領の支持率が40%を超えてきており若干回復する数字が出ているものの、引き続き就任以来最低水準に近いという状況。バイデン大統領はライバルである共和党が中間選挙で勝利した場合、社会保障費やメディケアの予算が大幅に削減されるということで警告しており、共和党への警戒感を示す発言を行っている。民主党が劣勢の中残り1週間の動きが注目されるだろう。
仮想通貨市場はビットコインやイーサリアム等に大きな動きはなく推移。
一方でイーロンコインとも呼ばれるDOGEやSHIB等は引き続き上下に激しい展開が続いている。
本日のFOMCでビットコインも振らされる展開がありそうだが、ビットコイン自体は底堅い地合いが続いているため、下落したタイミングでは拾っていくスタンスでもいいか。
仮想通貨市場のニュースとしてはSTEPNの運営企業が会員制NFT市場をローンチしていることや、XRP経済圏でスマートコントラクトを利用しなくても発行可能なNFTの新規格であるXLS20を実装されたニュースが出ている。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
中島 翔
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日