先週末のマーケットは株式市場が大幅続伸。アップルの決算が良好な決算となり、テクノロジー関連銘柄を中心に買われる展開が終日続く動きに。
米国債金利は10年金利が上昇し4%を超えてくる動きにもなっていることから、米ドルが上昇する動きになっており、米ドルが対主要通貨に対して上昇している。
ドル円も147円台まで上昇しており、朝方にはFRBがターミナルレートが5%を超えてくるという予想が出始めていることもありドル高が続き147円台後半まで反発している状況。昨日は日本銀行の政策会合が行われ、予想通り特段の変更もなくいつも通り緩和を継続していくスタンスとなったことが円売りにも繋がった様子。現在は日本政府の円買い介入警戒感も低下してきていることから再度安心して円を売りにいく投資家が増加していることはポイント。
先週末はアメリカでPCEデフレーターが発表されたが、堅調な数字が発表されたことで11月の0.75%の利上げが引き続きメインシナリオになっている。
気になる点は貯蓄率がさらに低下しており、インフレが進む中で米国民の貯蓄が減少しているということで、消費者の財布はかなり厳しくなってくる見通しは強まっているということだろう。
現在世界的にはカナダ中銀、ECB、メキシコ等各国中銀がタカ派姿勢を少し弱めそうな雰囲気を出し始めているため、アメリカも11月2日のFOMCでどのような内容となるのかで相場の方向性を決めることになるか。
エコノミスト調査では米国でここからのドル高は経済に打撃を与える可能性が高いという調査結果が出ており、この辺りもFRBの金融政策に影響を与える可能性はあるだろう。
仮想通貨市場はビットコインが金曜日再度21,000ドルをトライするがなかなか上昇トレンドに入りきれずに20,000ドル台での推移に。
ビットコインの難易度も引き続き上昇が続いており、ハッシュレートも上昇基調が長期的なトレンドとして継続している。
仮想通貨市場では久しぶりにTwitterを買収完了したイーロンマスクの動きを受けてDOGEやSHIB等犬系コインが上昇していることが目立った動きとなっている。またCHIZも大幅上昇しており考えられる背景としてはFIFAワールドカップネタ程度か。
ポジションはNYダウを金曜日利益確定しており、朝方短期的にショートに持ち替えている状況。これはFOMC前には解消したいと考えている。
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中島 翔
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