昨日のマーケットは株式市場が続伸。特に米国債金利が低下する中、NASDAQの上昇幅が2%を超えており、金曜日からの流れを引き継いでいる状況。マイクロソフトや、コカコーラの決算も予想を上回ったがアルファベットは予想よりも悪い決算が発表された。
経済指標でもアメリカ消費者信頼感指数が予想対比で低下しており、3ヶ月ぶりの低水準へ。6ヶ月先の見通しの期待指数も低下しており、また労働市場でも仕事が豊富にあると回答した比率が45.2%まで低下していることから、労働市場の逼迫感も引き続き緩和されている様子。
住宅価格指数も前年同月比+13%の上昇と過去最大の鈍化幅となっており、住宅市場も引き続き減速する動きが続いている。
米国債金利は10年金利あたりを中心に低下しており、引き続き金利が低下する動きが続いていることから、米ドルが売られる展開となった。
米ドルは対主要通貨に対して売られる中、ドル円も一時148円を割れる動きとなっており、これは介入かと噂されたが、ドル売りからの下落であるため介入ではないだろう。
イギリスではスナク新首相が就任となり、元財務相経験者で、ゴールドマンサックス出身、下院議員では一番の富裕層とも噂されていることから、信頼も厚い様子。インド系がイギリスの首相になることは快挙とも言われており、手腕の見せ所となるだろう。
イギリスはこの報道を受けてポンドが上昇しているが持続性がどうなるかは正直わからないため、引き続き個人的には触らない。イギリス国債の金利を見ると、一旦混乱は収束して一旦リセットされたことから、トラス首相の影響は忘れても問題ないだろう。
また面白いニュースとしては今年の厳しい冬が予想されている欧州でエネルギー危機が発生するのではと噂されているが、意外にも天然ガスがだぶつき始めており、貯蔵施設が既に満タンになっているそう。供給問題としては長期化する可能性はあるが、短期的には落ち着きを見せるかもしれない。
仮想通貨市場ではビットコインは20,000ドルを回復。
久しぶりに仮想通貨市場も堅調な地合いとなっており、イーサリアムは1,400ドル台を回復する動きに。
ニュースとしてはビットコインが上昇したタイミングで、coinbaseの株価が13%の上昇しており、Western Unionで仮想通貨サービスを提供するという報道が出ている。
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中島 翔
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