先週末のマーケットは米国株は反落。米PMIが2年ぶりに50を下回ったことや、スナップチャットやtwitter等SNS関連の決算が予想外に悪かったことから、NASDAQ中心に下落する展開となった。
米国債金利も全体的に大幅に低下しており、米ドルも続落。
ドル円は一時135円台まで下落する動きとなっており、足元米ドルが売られるという地合いが継続している。
足元は短期的に株式市場は強い地合いとなっているが、個人的にはもう一度8月にかけて二番底をつけるような動きになると予想しており、この底堅さと、時間的なスパンを見ながら9月の上昇に向けていつ仕込むか考えていきたい。
今週は日本時間で木曜日の早朝にFOMCが行われるため、FOMCまでは調整相場が継続する可能性があると考えている。一方で下を大きく試しにいくような展開にもならないと想定しているため、方向感があまり出ない相場となるだろう。
ロシアとウクライナで穀物輸出が再開合意とのニュースが出ているが、ロシアがミサイル攻撃を行っていることにより、再度不透明感が強まっている。コモディティ価格が落ち着いてくる中で、合意が履行されるのであれば供給サイドが安定するため価格はダウンサイド方向に傾きやすいと言えるだろう。
スワップ市場では9月のFOMCでは0.75%ではなく0.50%の織り込みが強くなってきているため、さらに米ドルが下落しやすくなりつつあるか。
仮想通貨市場はビットコインが下落する中、イーサリアムが強含みの展開。
ビットコインは24,000ドル台から現在は22,000ドル台まで下落してきており、調整局面に入っているが、そこまで下を攻める動きもなく、FOMC次第で両サイドどちらにも動きやすい状況と言えるだろう。
ビットコインも上サイドのコールオプションが買われていたり、イーサリアムに関してもコールを買っていく動きが続いていることから、市場は仮想通貨市場の底打ちに備え始めている様子。オンチェーンでも崩れるような動きは出ておらず、引き続き底打ちの兆しとも言えるデータが出ていることから、現物を仕込むには悪くないタイミングか。
ニュースとしては破産したVoyagerの出金をFTXが支援すると言うニュースが流れている。またFTXが韓国のbithumbを買収交渉という話題が出ており、FTXの買収が世界で進んでいる状況が伺える。
ポジションは豪ドルショートを追加しており、引き続き保有中。
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中島 翔
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