昨日のマーケットは米国株式市場が大幅高。企業決算はかなり厳しい数字が出てくるのではないかとの思惑もあったが、予想対比で悪くない数字が出てきており、悪い数字を織り込んでいたことから、そのギャップ分が調整されるような動きになってきている。
NASDAQで3%超、NYダウも2.4%高となっており、総じてリスクアセットは堅調の地合いとなっていることから原油も100ドルに上昇する動きに。
バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査を見ると現金比率が2008年水準まで上昇しており、明らかにリスク回避で現金に現在は資金を逃がしている投資家が多いことから、反転した場合の勢いも強いのではないかという予想も出始めている。
またヨーロッパで懸念されていた、ロシアの天然ガスが輸入されなくなるのではないかという点で21日以降に供給されるとの報道がありユーロが大きく上昇。
ECBも明日発表される政策理事会において利上げを0.25%ではなく0.50%の幅で利上げする可能性も出始めており、ユーロショートに大きく巻き戻しのフローが入りユーロドルは一時1.0260前後までの上昇となった。イギリスポンドもベイリー総裁が8月の政策会合で0.50%の利上げを示唆したことによりポンドも上昇しており、これまでの逆回転が起こりつつある。
豪ドルも議事要旨が公表され、内容としては引き続きインフレ対策として政策を行う必要性が確認され、豪ドルも強い地合いとなっており、足元は米ドル売りの動きでトレードした方が効率的だろう。
明日は日銀政策会合とECB政策理事会が行われるため、方向感は出にくいと考えており、ユーロは昨日の上昇である程度利上げを織り込んできたことから、本日は短期的にショート選好で考えている。
仮想通貨市場はリスクアセットが上昇する中、続伸する動きに。ビットコインは一時24,000ドル手前まで上昇しており、雰囲気がよくなってきている印象。
そろそろ底だと言われていたため、ここは騙しだとしてもついて行った方がいい可能性があるため、押し目は拾っていく方針でいいか。
一昨日はイーサリアムを中心に急騰する動きとなりビットコインが連れ高となっていたが、昨日はビットコインが上昇する中イーサリアムの伸び幅が狭かったため、ビットコイン主導での値動きとなっていることがわかる。
仮想通貨の清算データを見ると案外ショートカバーだけかと思いきやロングもある程度ショートと同様に清算が出ており、この動きの中でロングが投げているという動きにはやや不思議と感じる。
ポジションは本日朝にEURJPYのショートを追加。
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中島 翔
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