昨日のマーケットは米国債金利が急騰、金利上昇により株式市場も半導体関連を中心に大幅下落し、先週の流れが継続する動きとなった。
ウォール・ストリートジャーナルで明日発表されるFOMCの政策会合で0.75%の利上げの可能性があることが報じられ、マーケットは急速に利上げを織り込む動きとなっている。米国債金利は10年金利が3.43%まで一時上昇しており、再度2年債金利を上回る逆イールドが発生した。
ここまで金利が急騰すると株式市場は当然のごとく急落する動きとなり、NASDAQは年初来から-30%安と弱気相場到来といった動きに。
株式市場の反転は、今は個人的にざっくりと夏場を見込んでおり、ここから6月7月で一旦急速に経済を冷え込ませて物価上昇圧力を抑え込んでから、景気回復のスタンスを取り始めると予想している。ここで考えておかないといけないのは既にFOMCで0.75%の利上げをある程度織り込んでいることであり、もしも0.5%の利上げに留まればドルは売られて一旦株価は反発する可能性があることだろう。株価が反発した場合は戻り売りの絶好の好機となるためそこを狙っていきたい。
また日本国債の10年金利は日銀が抑え込むと宣言している0.25%で推移しており、そろそろ金利の上昇の抑えこみが難しくなってきている印象。ここが突破されると円高圧力となるためクロス円はロングで入りにくくなっていると考えている。
仮想通貨市場もレンディング大手のセルシウスの出金停止の発表によって大混乱となりビットコインは22,000ドル付近まで暴落。
アルトコインも火の海とも言える状態になっており、底が全く見えない状況になってきている。
ビットコインで面白い点は昨日清算に追い込まれたのは当然ロングポジションが多かったものの、ショートポジションの清算も多くなっていたという点。上下に激しく変動する中、ショートが儲かっている印象だったが、ショート勢も切らされており、かなり短期でトレードしている人が多かった様子。
未決済建玉は大幅に低下しており、ポジションはかなり落とされた状況となっている。
ポジションはCHFJPYとEURUSDは利益確定。USDJPYはショートエントリー中。NASDAQとS &P500指数のショートは引き続き保有。英FTSEは利益確定。中国A50ロングは保有という状況。
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中島 翔
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