昨日のマーケットは米国市場が休場。ビットコインは上昇する動きを見せており、チャートで示しているレジスタンスラインとなっていた31,000ドルを突破し32,000ドル手前まで到達する動きとなった。
ビットコインは9週連続陰線となっていたことで流石に長すぎるとの声が聞かれていたこともあり、一旦反発せざる得ないという環境だったか。仮想通貨市場全体もビットコインに連れ高となっており、総じて堅調な地合いが続いた。
昨日はドイツのインフレ率が発表され大幅上昇する動きとなっており、インフレ懸念の高まりから欧州債は大幅安の展開。ECBがさらに物価上昇に対して対策を求められると予想されることからユーロ高の動きとなっており、ユーロドルが上昇する動きも見せていた。本日はEUのHICP(消費者物価指数)が公表されるため、ここでさらに物価上昇が進行するならユーロ高の流れが止まらなくなりそうな状況。
欧州がロシア産原油を年内に90%禁輸することで合意したとの発表から、原油価格はさらに上昇している。原油価格の上昇を受けて、米国債金利が上昇しており、この金利上昇が継続するかは本日チェックしておきたいポイント。
金利から色々なマーケットの状態が監視できるため、イールドカーブの動き等までチェックしながら考えていきたい。
そのほかは目立った動きもなく日経平均株価も27,300円台まで上昇してきているが、少しこの辺りで上値が重くなりやすいか。来月10日には日経平均はメジャーSQとなっているため、その辺りまでは上昇しやすい可能性がある。
ニュースとしては、仮想通貨取引所のバイナンスがエスクローサービスをスタートさせることを公表しており、第三者の仲介サービスを提供することで取引の信頼性を高めることになるか。また送金大手のマネーグラムがUSDCの送金サービスをスタートさせると発表されている。
現在のポジションはEURUSDは半分利益確定を昨日行い、AUDJPYも利益確定済み。EURUSDを半分ロングしており、またAUDUSDを保有している。日経とS&P500指数のロングは利益確定を行い、S&P500指数のみドテンショートでポジションを保有中。
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中島 翔
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