昨日のマーケットはFOMC議事録が予想通りの結果となったことを受けて、株式市場は引けにかけて反発。NYダウやNASDAQ等全体的に上昇する展開となり堅調な相場となった。
FOMC議事録で確認されたことは5月のFOMCでは引き続き利上げが焦点となっていたことや、7月まで連続で0.5%の利上げはFRBメンバーもほぼ予定通りとなっていたため、投資家はある意味落ち着けた内容となっている。秋以降の利上げに関してはまだわからないことや、来年は利下げ観測が出始めている。
また足元は米国債金利の低下、長短金利の金利差が拡大する等株式市場にはいいサインと捉えることができるような動きが見られ始めており、個人的には少しずつ株は買っていくフェーズではないかと考えている。
ドル円は一時126円台まで落ち込むも127円台を回復する動きとなっているが、個人的には再度下を攻めると見ている。ECBでは利上げが既定路線に入りつつあり、ユーロドルの押し目買いは継続して行っている状況。今一番トレードしやすいのではないかと考えているため、短期と長期保有どっちも持ちながらトレードを行っている。
仮想通貨市場に大きな変化はなく推移。ビットコインもチャートの通り横ばいでの動きが継続しており、上なら31,000ドルを超えたあたりから潮目が変わりそうな印象。
ビットコインのオプション市場では下のプットオプション(27,000ドルから下)が引き続き積み上がってきており、下落に備える動きが出ている。
また機関投資家で足の早い投資家はビットコインをロングで攻めつつあり、28,000ドルの節目は相当重要になりそうな状況。差し込み傷のような形で急落した場合はもちろん拾ってもいいが、この水準で上にいく可能性が出てきているため、そろそろ動きは注意しておきたい。チャートではレンジ相場のため、その動きを確認しながらの立ち回りになるか。
仮想通貨市場のニュースでは南アフリカ共和国で仮想通貨国策を発表しており、国として仮想通貨に取り組む姿勢を公表している。また新しいLUNAが再度取引所に上場するということになっており、どのような影響が出るのか注視しておきたいところ。
ポジションはEURUSD、GBPUSD、AUDUSD、AUDJPYのロングを保有。また株の見方は上方向に切り替えつつあり、打診買いでS&Pと日経をロングしている。
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中島 翔
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