2022.5.12 マーケットレポート【米国CPIに振り回されるマーケット】

昨日のマーケットは注目されたアメリカCPIが対前年比が予想8.1%に対して8.3%となったことを受けて、米国債金利は急騰、株式市場は下落で反応する結果となった。

しかし前回は8.5%だったところから低下しているところを見ると難しい判断となった様子。マーケットで前年比以上に注目をされたのは、対前月比0.6%と大きく上昇したこと。特にエネルギー価格はそこまで大きく変化していない中、アメリカでは家賃の高騰や、航空券の高騰等エネルギー以外の要因が寄与する数字となっている。

米国株はそろそろ反転の底打ちのフェーズに入るのではないかと考えているため、ゆっくりとどこで買っていくかは考えておきたいところ。すぐに反転するようなことは考えていないが、昨日のCPIもアナリストが言っているほどマイナスに働くとは思えず、FRBの現在のスタンスの変更はいらないことが確認できたという認識を持っている。

仮想通貨市場はUSTのステーブルコインの暴落と、LUNAの崩壊、そして株式市場の大幅下落という下落でしか反応できない内容が出てきたことで30,000ドルを割れる展開。

アルトコインも崩壊するような下落を見せており、仮想通貨市場の冬の時代が到来したとも言える動きとなっている。ビットコインは一時28000ドルを割れる展開となっており、節目の30,000ドルを割れたことによってストップロスが発動。

さらにロング勢が切られている状況となっているが9日の動きと比較すると取引量が小さかったこともあり、流石にロングを保有している投資家が少なくなっているか。

しかし仮想通貨のマーケットで話題となっているのは「Bitfinex」のロングポジションの積み上がり。

足元の下落相場で大きくロングを積み増している投資家がいるようで、ここがギブアップして売りを出さない限りは下落するのではないかという声も聞かれている。個人的にもこの動きは妙で少し怖いと考えており、このBitfinexのポジションの減少が反転の兆しになる材料にもなると捉えている。

ポジションはEURUSD、NZDUSD、AUDJPY等作っていたが、CPIで2回エントリー価格と同水準で撤退しており、利幅を伸ばした結果1円も儲からないトレードとなった。一方で損切りの重要性を再認識させてくれる相場の動きだったので、勉強にはいい相場だったのではないかと感じている。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12