2022.4.18 仮想通貨マーケットレポート【ビットコインは40,000ドルの攻防】

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先週末のビットコイン相場は40,000ドルを挟んだ展開。目立ったニュースは特になく流動性も大きく低下してきており、なかなか上にいけない展開が続いている。

資金調達率は再度マイナス方向に転じており、取引所別の売り買いの動向もショートポジションが優勢となった。


ビットコインのボラティリティも低下してきており、次動いた時に大きく動きそうな気配となっている。

オプション市場では上のコールオプションが買われている状況で、4月29日満期のオプションが直近ではポジションが積み上がっている状況。

ポジションはSOLのみロングしておりビットコインはフラット。チャートではサポートラインが39,000ドル付近にあるが、そこを割れると33,000ドルの安値が視野と入るか。

仮想通貨で個人的に通貨として気になっているのはMVトークンの底堅さ。何かが入っているように淡々と綺麗な上昇を描いている。また、Sweatcoinはまだ現金化できないもののSTEPNのコンセプトを模倣したようなものとなっており、今からアプリを使って貯めることができるため、STEPNが100倍以上になっていることを考えると保有しておく方がいいと考えている。

米国市場は株式市場が下落。特にハイテク関連を中心に売られる展開となっており、足元の反発も一時的な動きとなった。米国債金利も10年で2.8%を再度超える動きとなってきており、ゴールドもインフレヘッジの需要もあり上昇。ゴールドは日本円で8,000円を超えてきており、ゴールド高と円安の2つから価格の上昇に寄与している。原油も107ドル台に到達しており、アメリカの消費者物価指数では原油価格がインフレの数値の寄与度の半分を占めていることを考えると足元すぐに現在の動きが止まるとは考えにくいと感じている。

原油は100ドルを下回る場面があれば買っていくしかない状況であり、100ドル台前半で押し目を作ればエントリー検討。ドル円も106円台半まで上昇しており、悪い円安が継続する中ではとりあえず127円台を突破するとみておきたいところ。中央銀行や政府の為替に対するコメントには注意だが押し目を作ったら淡々と買うことで利益が出るだろう。

チャートでみても2年金利よりも10年金利に相関が強く、インフレ懸念が強まる場合は10年金利も上昇しやすいことから10年金利3%に到達する可能性が高いことを考えるとドル円は上方向でみておく選択肢しかないか。

ポジションはドル円のロングを短期で126.52でエントリー。日経平均ショートとNASDAQショートは継続。

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中島 翔

一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12